真冬に連日こんな釣果も夢ではありません
これは数年前の1月中旬の釣果。
この年は年末から湾内にベイトが入りそれを追って回遊の鰺が夕方に廻ってました。
約、2ヶ月弱同じ状態が続き大変良い思いをしたのを覚えています。
この時に大活躍したのがMキャロです。
今回はティクトさんから発売されているMキャロについて深掘りしてみたいと思います。
Mキャロは凄く優秀なリグですハマればフロートよりも効率よく
そして、ジグ単では釣れない魚が爆釣する場面もあります。
しかし、Mキャロですが、利点もあれば決定的な欠点も
今回は、このMキャロ虎の巻きと題してこのリグの紹介と
欠点の解決方法を紹介していきます
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Mキャロとは
Mキャロって何?
Mキャロはアジング界では有名なメーカーティクトから発売されている
遊動式の中通しシンカーで浮力体とシンカーを上手く合体させ
圧倒的な飛距離を持ちながらスローフォールとレンジキープを可能にした商品です。
バックスライド(沖方向に沈んでいく)するのが特徴です。
ティクトHPより
私とMキャロの出会い(余談)
私が、最初にMキャロを使ったのが2010年
ナント、13年前
しかも、最初に購入したのはVer.2なので
最初の製品は何時発売したの?って感じで
ティクトさんってホント、アジング界にとって凄いメーカーだと思う
2010年頃はアジングが少しブームになった頃で
「私も本気でやってみよう!」
と思ってチャレンジしたのですが
SNSだとか、YouTubeでの情報もほぼ皆無の時代
周りにアジングをやってる知人も居らず
Mキャロをどう使ったら良いか判らず結局、何も釣れないまま諦めました。
そして、10年の歳月が流れ
たまたま、エギング中に沖でアジの大ボイルが発生(゚д゚)
翌日から、タックルボックスに眠っていたMキャロが大活躍したのでした。
Mキャロの利点
- 遠投が可能で広い範囲をサーチ可能(フロートの方が若干遠投可能)
- バックスライド(沖側に引っ張る力)により同じウエイトのキャロよりフォールが遅く出来る
- フロートの釣りより波の影響が少ない(高波に有利)
- フロートの釣りより早い釣りが可能で、魚が高活性でありながら時合いの短いマズメ等は非常に有利となる
Mキャロの欠点
- とにかく絡みやすい(短い時合いに絡んだら最悪。老眼はこれで時合いが終わる)絡みの解決方法は最後に
- ジグ単やフロートの様に超スローフォールは出来ない。よってプランクトンパターンには不向き。
Mキャロのコツ
- お勧めタックル
- ロッド:7.5~8.5ft
- 6ftクラスのロッドでも可能だが飛距離が落ちます
- 私は8.6ftのエギングロッド
- リール:2000~2500番クラスのPE0.6号が150~200m巻けるリール
- 11gのMキャロだと最大70m位飛びますラインブレイクを考えると最低150mの糸巻き量が必要
- メインライン:PE0.5~0.6号
- 0.4号は飛距離が出て、風の影響や潮の影響を受けにくいが簡単に切れます
- 0.4号は劣化も早いので早めに取り替えが可能な方(持っても数回です)、エキスパートな方にはお勧め
- 私は0.6号使ってます
- リーダー
- メインラインと同じ強度のラインか若干弱いライン
- 長さは30~40cm程度のショートリーダー
- メインラインとFGノット等で結束
- 結束部をガイドの中に入れてキャストしない(キャスト切れの確立が格段に変わります)
- ロッド:7.5~8.5ft
- Mキャロのセット
- タイプL、M、Sの使い分け
- ラインナップの説明にもあるが、タイプを使い別ける事により様々な状況に対応ができます
- タイプL:風の影響を殆ど受けない状態で水深7m程度までのアジを狙う場合。テンションを入れると一番ゆっくりフォールするのでスローに展開したい場合に使用
- タイプM:初めてのポイントで広く早くサーチしたい場合。少し風が強くタイプLだと釣りがやりにくい場合。
- タイプS:私はほぼ使う事はありませんが、水深が深く、潮が速い場合。ボトムで釣れる場合かな
- 重さの使い分け
- MキャロにはタイプLだと4.6g、6.0g、8.0g、11.0gと4種類のウエイトが存在します
- タイプL及びタイプSは5.3g、6.3g、7.0g、9.5gと4種類のウエイトが存在します
- もちろん、重くなればなるほど飛距離が出ます、フォールが早くなります
- タイプLの4.6gが一番遅くフォールします
- クッションゴム
- スイベルの手前にはクッションゴムを入れて下さい。Mキャロの棒が割れます。
- 専用のゴムと極小スイベルがセットで販売されてます
- タイプL、M、Sの使い分け
- ハリス
- 5~10LBを30~60cm
- 長いと絡みやすいがアタリが多い気がする
- 活性の高い時は30cm
- 活性の低いときは60cm
- フック
- Mキャロの釣りは基本的にベイトパターンの釣りなので、吸い込みのアタリは少ないよってストレートゲイブが有利
- オープンゲイブにするとバラシが多くなります
- フックサイズは魚のサイズに合わせる
- 魚の重量が小さいアジは針先が重要!鈍ったフックは釣果を落します。爪に引っ掛からないフックは交換を。
- ワーム
- ベイトのサイズが判れば、ベイトサイズ
- 何も考えずに熟成アクアが最強!
- 極小ワームにしか反応がない場合もある
- ワームのズレが頻発する場合はプランクトンパターンの場合があるので、フロートに変えると爆釣するかもw
- アクション
- 着水したらテンションフォールでカウントダウン
- 初めてのポイントなら着底までのカウントを最初にします
- 基本的に底付近を狙いますが、レンジは色々変えながらアタリのあるレンジを探ります。
- 活性が高い場合はフォールバイトもかなり多い
- 基本アクションはスローリトリーブ~トゥイッチ~スローリトリーブでなるべくレンジキープします
- 活性が低いと思ったらスローリトリーブ~トゥイッチ~テンションフォール
- ドラグ設定
- ドラグを締めると口切れによるバラシが多くなります
- トゥイッチした際にドラグが出るか出ないか位の緩めのドラグ
- タモ網
- この釣りはなかなか良い場所にフッキングしません、よって抜きあげ時のバラシが多くなります
- テトラ帯でのつりは、抜きあげてタモに入れるのが一番効率的です
欠点の解決方法
とにかく絡みやすいのがMキャロ最大の欠点。
ココでは絡み防止の方法について解説します
- ハリスを太くする
- リーダーより若干細目のハリスとする。私はメインラインPE0.6号(12LB)、リーダー12LB、ハリス7LB(10LBでも良いかも)
- ホンテロン(張りの強いライン)を使った事もあるが、ほぼ効果は感じられなかった
- サミング
- キャスト後の着水寸前にサミングを行う
- Mキャロにブレーキを掛けジグヘッドを沖に着水させる
- テンションフォール
- 着水後は素早く余分なラインを巻き取り、テンションフォール
- フリーフォールでバックスライドさせない
- アクションで絡みの確認
- 目的の水深までフォールさせたらアクション(トゥイッチ)を入れる
- 絡んでいなければアクション(トゥイッチ)を入れた直後に少しだけバックスライドして穂先に「トんっ」と帰って来る
- 絡んでいる場合はアクション(トゥイッチ)を入れてもバックスライドしないので何も起こらない
- このアクションは誘いにもなるので数秒に1回入れながら釣る
以上の事を行えば、絡みは激減すると思います。
これでも絡みますが、アクションで絡みの確認を行う事でグダグダに絡む前に回収できますし、
絡んだまま釣りを続ける無駄な時間もなくなります。
動画はこちらから
今回の内容を動画で公開しております。
文章では伝わりやすい部分と、伝わりにくい部分
両方、観て読んでチャレンジしてみてください。
↓動画はこちら↓
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