船外機プロペラ周りメンテナンスの方法

今回も、シーズンオフには是非やっておきたい船外機のメンテナンス、マーキュリー及びトーハツ2スト2馬力船外機プロペラ周りのメンテナンス方法を写真で解りやすく説明します。
また、ミニボートでの海上トラブルで一番多いと思われるシャーピンの破損。
シャーピンの状態を確認するのはもちろんの事、まさかのトラブル時も慌てず海上で交換作業が可能な様にシーズンオフに練習しておいて下さい。

マーキュリー2スト2馬力船外機とトーハツ2スト及び4ストの2馬力船外機のプロペラ周りは共通部品ですので、部品はトーハツ純正を購入すれば問題ありません。

割ピンの取り外し

プロペラは写真の赤矢印の部品、割りピンで外れない仕組みになってます。
プロペラ スプリットピン (割りピン) 
先ずは、この割りピンの少し折れ曲がった部分をペンチである程度真っ直ぐに直し取り外します。
プロペラスプリットピン(割りピン)取り外し1 
引き抜き作業
プロペラスプリットピン(割りピン)取り外し2
引き抜いた割りピンです。
クラック(ひび割れ)等ないか確認。問題があれば即交換。
このピンが折れ、外れるとプロペラが脱落します。
プロペラスプリットピン(割りピン)取り外し3 

プロペラの取り外し~シャーピンの点検

プロペラの取り外しは超簡単です。だだ引っ張るだけで外れます。
プロペラ取り外し
写真の赤矢印がシャーピン。プロペラが付いていたシャフトをプロペラシャフトといいます。プロペラの凹部分とシャーピンが引っ掛かりプロペラが回転します。よって、シャーピンが折れるとプロペラシャフトだけ回転し、プロペラは回転しません。
何故シャーピンが存在するかというと、海上で流木・網・ロープ等の異物がプロペラに接触した際、シャーピンが折れる事によりプロペラの破損を防止するための部品です。よって折れて当たり前の部品ですので、異物が接触した後は点検が必要です。
このシャーピンが折れるトラブルは良く起こるトラブルですので海上でも交換作業が可能な様に予備のシャーピンは必ず持ち、交換手順も覚えておくとよいかと思います。
シャーピンとプロペラシャフト
これが取り外したシャーピン。クラック(ひび割れ)等ないか確認し問題があれば即交換。
シャーピン

グリスアップ~プロペラ取付

次に、シャーピンとプロペラシャフトにグリスアップを
プロペラシャフトにグリス塗布
私の愛用グリス。クイックシルバー 2-4-C/マルチグリス
クイックシルバー 2-4-C/マルチグリス

プロペラを取付。この時、シャーピンとの位置関係によって奥に入らない場合があるのでしっかり奥まで入れる。
最後に割りピンを入れ、先端を折り曲げ完成。
プロペラスプリットピン(割りピン)取付

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