タングステンジグヘッドを使ってみよう
最近、店頭でよく見かける様になったアジング用のタングステンジグヘッド。
今回はこれの自作方法を紹介したいと思いますけど、
自作をすると、「バランス悪くて釣れないんじゃない」とか「ネットで見たけどハンダ使ったり、面倒だし」とかでなかなか手を出されない方が多いと思います。
しかし、「釣れます!普通に釣れます!市販品と全く変わりありません」
「自作も超絶簡単です」
メリットが沢山ありますので是非、自作にチャレンジしてみて下さい。
タングステンとは
- 釣りのオモリに一番多く使われる鉛の比重に比べて1.7倍重い
- 硬度を表すモース硬度ではダイヤモンドの10の次に固いモース硬度9
- 融点も3422度と非常に高く(鉛は327.5度)それが故に、加工にも技術が必要。
- レアメタルで原産の8割は中国
私の最近のアジングでのタングステンジグヘッドの使用率は8割くらい。まあ、ほぼほぼタングステン使ってます。
あまり意味がないフロートの釣りでも使ってます。釣果には全く影響ないと感じます。逆にメリットの方が多い。
タングステンジグヘッドのデメリット
- 価格が高い
- 市販品のタングステンジグヘッドの1本当り単価は、鉛のジグヘッドの1.5倍程度の値段
- 価格が高いので、ロストしない限り針先の鈍った状態で使い続ける→釣果ダウン
- 沈下が速い
- 鉛に比べて同じ重さでヘッドがコンパクトになるため、フォールスピードが速くなる。アジングでは超軽量ジグヘッドを使いフォールを遅くする釣り方が主流。
- フリーフォールは速くなるが、テンションを掛けロッドをゆっくり上げ一定のレンジを探る釣り方をすれば、ほとんど変わらない。(レンジの深さ、立ち位置等で変化します)
- 鉛に比べて同じ重さでヘッドがコンパクトになるため、フォールスピードが速くなる。アジングでは超軽量ジグヘッドを使いフォールを遅くする釣り方が主流。
タングステンジグヘッドのメリット
- 飛距離が出やすい
- ヘッドがコンパクトになるため空気抵抗が減少して飛距離が出やすくなる。
- 広範囲がサーチ可能となる
- アジが高活性な時は特に有利となる。
- 風の影響を受けにくい
- 潮流の影響を受けにくい
- 深いポイントで鉛では流され、入れたいレンジに入らない場合に有効
- ヘッドのシルエットがコンパクトに出来る
- 鉛と同じ重さでもタングステンヘッドはかなり小さく、コンパクトに見せたい時には有利
- 感度が非常に良い
- 硬度が非常に高いので岩やブロックに当たった感度が非常に高い→根掛かりロスト率が減少します
- フック交換が可能である
- 鉛のジグヘッドは針先が鈍ってしまえば廃棄となるが、タングステンジグヘッドはフックのみの交換が可能で環境にもお財布にも優しい
- タングステンのデメリットは単価が高くなることだが、フック交換により単価が逆転する場合もある。
タングステンジグヘッドの自作方法
必要な材料
- タングステンビーズ
- Amazon、ヤフーショッピングといった通販から購入。私は何時も「おっぽ屋」から購入してます。
- ジグヘッドが完成するとフック+UVレジンの重さで少し重くなります。例:0.49gのジグヘッドで0.6gで完成します。フックのサイズやUVレンジの量により多少変化しますがプラス0.1gで完成すると考えて購入して下さい。
- フック
- 土肥富のレンジクロスフック
- 20センチ以上のアジを狙う場合はMサイズ、20センチ未満はSサイズ、豆アジを狙うSSもあります。
- UVレジン
- 100円均一のUVレジンで十分です
- 爪楊枝
- UVレジンをヘッドに入れる時に使用
- UVライト
- UVレジンを硬化されるための紫外線ライト
- 夜光のワーム等を蓄光させたりするためにも釣り用に1つ欲しいですね→蓄光で格段に釣果差がでる場合があります。
タングステンビーズは下記商品紹介の「おっぽハウス ヤフー店」がお勧めです。
レンジクロスフックも地元の釣具屋に販売してないのでヤフーショッピングから購入してます。
UVレジンで超簡単自作
- タングステンヘッドの細長いスリットと小さい穴を確認して、小さい穴側から針先を入れていく。(反対でも大丈夫ですが、こちらの方が私は自作しやすい)
- 木材等にフックのアイの部分が入る様に細工してフックとヘッドをある程度固定する
- UVレジンを爪楊枝の先に付けヘッドのスリット部に入れる。ある程度盛れる感じで入れてもしばらく待つと奥に入っていく。
- UVレジンが奥に入るまで、待ってレジンが少なければもう一度盛る。
- UVライトで2~3分照射。ヘッドの位置が微妙にズレた場合は固まる迄に修正。
- 完全に固化したことを確認して完成
フック交換でいつも針先ビンビン!
タングステンジグヘッドにはメリットが沢山ありますが、単価が高いが故に針先が鈍っていても使ってしまいます。これでは、本末転倒。
爪に針先を当てて引っかからない状態はもう鈍ってます。
新品のフックを爪の表面に当ててみてください。メッチャ引っ掛かりますよね。
この僅かな事で尺アジ、いやギガアジ、いやいやテラアジ逃してたら・・・。
自作タングステンジグヘッドのフック交換方法
自作したタングステンジグヘッドは簡単に交換できます。
- ヘッドをペンチ等で挟みライターで炙るだけ。
注意:レジンが燃えて火が付きます。臭いもでますので換気を。やけど注意!
- しばらく、超絶熱いので放置
- 多少レジンが残った場合は細い物で除去
- あとは自作方法と同じ方法でヘッドを再利用します
市販品もフック交換して釣果UP!
ダイワ:月下美人 アジングジグヘッドTGのヘッドを取り外しレンジクロスフックに交換してみました。
- このタングステンジグヘッドは半田で固定してありますので、取り外しは半田で熱して半田を取り除くだけ。半田吸い取り線があるとやりやすい。
- 半田除去後は超絶熱いのでしばらく放置
- 自作方法と同じくフックを設置後、UVレジンを入れて固定
- スリットがかなり細く、UVレジンの入りが悪いと思いますが爪楊枝でレジンを入れた後、しばらく放置すると奥に入っていきます。
他のメーカーのタングステンジグヘッドは試してないので交換可能かは不明です。交換出来た方はコメントお願いします。
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