ギアボックス側ガスケット交換
さて、今回は前回につづいてマーキュリー2馬力船外機のギアボックス側(ポンプケースロア)の整備に着手します。
まずその前に矢印のOリング2箇所を交換しますが、これは一番最後に組み立てる時でOKです。Oリングにはグリス又はギアオイルを塗っておきます。
そして、次に赤線部分のガスケットですが・・さあこれが完全固着で大変でした。
(上の写真は上部のガスケットを剥がす前)
上部のガスケットを剥がす要領でカッターナイフを入れますが入っても2mmほど、魚締め用のナイフを入れ後ろからカナヅチで叩くもナイフが見事に折れ(涙)
結局1時間以上、色々やって100均のスクレーパーで剥離成功(^_^;)
ネズミ色が貼り付いたガスケット。赤矢印が今回交換するオイルシール。
今回のオイル白濁は、多分このガスケットとオイルシールからの海水混入です。
ガスケットを取り除き耐水ペーパーで研磨(汗)
オイルシールを外すと塩が固まってます。綺麗に取り除いて
ギアケース側も同じ様に研磨(汗)
ガスケット、オイルシールを取付ました。
ガスケットには、液状ガスケット を塗布(写真取り忘れ)。後は順番を間違えないようにガスケットを入れ組立。これでポンプケース側は完了。
プロペラハウジングのシール交換
次はプロペラハウジング側のOリングとオイルシール交換。
プロペラを外し赤矢印の2本のボルトを外します。
開けると今回交換するOリング(シールリング)が見えます。オイルシールはベアリングの奥なのでベアリングを外す必要があります。
しかし、このベアリングが外れません(汗)
結局、悪友K氏の所へ行きマナスドライバーとカナヅチでガツッンとやり外れましたがベアリングは再使用不可。赤矢印がベアリング奥に入ってたオイルシール。
(ココは専用のプーラーが無いと無理。ベアリング交換覚悟で向かう必要があります。)
1週間後、ベアリングが到着。K氏より絶対斜めに入れない事!写真の様にボルトとベアリングより大きい角ワッシャー等を利用して絞り入れると良いとの事で実施。
オイルシール、ベアリング挿入完了。赤のテープはボルトでオイルシールを痛めない様に巻いてます。あとはプロペラハウジングを逆の順序で組立て完了ですがその前にアノード交換
普段はギアケースをこのような状態に出来ないのですが、流石にこの状態でマイナスドライバーを当てカナヅチでガツンとくらわすと外れました。
後は、逆の順序で組立てギアオイル注入、試運転して完了~。メチャクチャ疲れました。
あとは、全開走行してもう一度ギアオイル抜いて白濁なければOKです。
コメント
お疲れ様でした~。
オイルシールの交換はホンマ大変ですよね。
うちのも同じ作業したので、そろそろ様子見ないと…。
出れないときはメンテに限りますね。
うちのエンジンもオイルシール換えたので、そろそろオイルの具合を確認しなければ…。
田に旬さん、毎度~。
亀レスでm(_ _)m
ホンマこの作業思ったより大変でした。
構造は複雑ではないのですが、こんなに固着してるとは思ってなかったです。
オイルシールを入れる場合は、どうすればいいですか?ある方は7mmの円形の筒みたいな鋼をオイルシールに当ててハンマーで叩いて入れたとか…
交換したのがかなり昔なので良く覚えてないのですが、ハンマー等で叩いて入れた記憶はありません。多分押し込めば入ったと思いますよ。プロペラハウジングのオイルシールなら、下から2枚目の様な治具でベアリングごと押し込んだかもしれません。曖昧なお返事ですみませんm(_ _)m
ありがとうございます