トーハツ、マーキュリー2馬力船外機のインペラ交換

インペラ交換の重要性について

2015年に交換してから交換してなかったインペラを交換します

詳しい作業手順は、2015年にアップしてますので省略しますが、交換のコツや、色々と調べた事を共有したくてアップする事にしました。

↓以前の記事はこちら↓

マーキュリー2馬力インペラ交換

トーハツ、マーキュリーの2馬力は2ストロークエンジン、4ストロークエンジンともにウォーターポンプ関係の構造は同じです。(L足だけ違うかも)

先ずインペラ交換の重要性について

ほとんどの方がご存じかと思いますが、インペラはエンジンの冷却水をくみ上げるためのゴム製の羽

ゴム製なので当然、劣化します。

また、2馬力船外機は釣行後のフラッシング(水通し塩抜き)が簡単なので少ないですが、フラッシングを怠ると潮でインペラが固着したり、導水管詰まりが発生します。

冷却水がエンジンにいかなくなれば当然エンジンはオーバーヒート

最悪、焼き付きを起こせば船外機はお陀仏となります。

まだそれなら良いが、自分がお陀仏とならないためにインペラは定期的に交換が必要な部品です。

と言っておきながら私も、近年ボート釣行が一気に減ってしまったので長い期間放置してました(^^;)

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インペラ交換時期について

ギアオイルとかエンジンオイルとかは、結構気にしてマメに交換している方も多いと思いますが、意外に知らないインペラの交換時期について調べてみました。

2馬力船外機定期点検
トーハツ船外機説明書より

見るのはウォーターポンプ

点検期間は50時間または3ヶ月、100時間または6ヶ月

で、備考欄見ると1年に1度はインペラ交換

1年に1度1年に1度ですよ!

マジか~。何時も友人と複数艇で浮いている安心感から、自分も結構いい加減だったなと反省してます。

自分的にはココまでの頻度は必要ないと思いますが、せめて3年に1度は交換が必要かなって思います。

まあ、1年に1度や2度しか浮かなくてもゴム製品なので劣化はしますからね。

インペラ交換する時にポンプケースを固定してるネジを4本外すのですが、このネジの潮噛みが凄いんですよ。

後で書きますがこのボルトが外れないと結構大変な事になります。

これを防止するためにも年に1度は点検した方がイイかと思います。

また、どうせバラしたならインペラの部品自体安い物なので交換してしまった方が安心ですね。

インペラ交換(追加重要事項のみ)

作業は全て自己責任でお願いします。本サイトにおいて間違いがありましても一切責任は負いません。

最難関はネジの取り外し

この写真は組立後の写真です

先ず、写真の部分までの分解工程が完了しましたでしょうか?

さあ、一番の難関です。

写真の矢印部分のボルト。

コレが高確率で塩噛みして固着してます。

失敗するとボルトは折れてしまい、素人には取り外し不可能(>o<)

ここで、外し時のコツがあります

先ず、工具はメガネレンチボックスレンチを使用します。

そして、回す瞬間はボルト側が外れないように片方の手で押さえ

反対側の手で衝撃を与えて回す。これが最大のコツです。

「パチン」と音がして回ればもう大丈夫👌

ここで回らなければ、多分駄目です。潤滑剤を吹き付けても多分駄目。

ショップに持っていきましょう。ショップも折るしかないので1本5000円UPは覚悟が必要です。

これが外したボルト。

半分塩で埋まってますね。

これでも前回グリス入れて予防はしたのですが。

外したボルトはワイヤーブラシやカッターナイフでほじほじして綺麗にしておきます。

簡単な作業台作ってみました

無事ボルトが外れたらインペラケースを分解していきます。

ココは外すだけの作業なので簡単ですが、インペラピンを無くさない様に

ちなみに、外したインペラは傷もなく、まだ使えそうでしたが当然交換します。

1枚だけ回転方向と反対向きに曲がってました。

前回組立の際に失敗したのでしょうか?

一応気にして組んだのですが(@@;)

作業するのに台が欲しいので簡単に作ってみました。

下は20Lのオイル缶、9センチの角材を針金で固定しただけ。

針金は写真で言うと右側にずらすと固定、左で開放となるので便利でしたよ。

ペラも付けて作業してます。

ガスケットも固着してます

固着したガスケットを外してポンプケースロアが出た状態

写真には既に外した状態ですが

ポンプケース→ガスケット→ガイドプレート→ガスケットを既に外してます。

この2枚のガスケットがほぼ確実に固着してます

なので、ガイドプレートも交換したほうが楽です。

しかし、ポンプケースロア(写真の部分)側は綺麗にガスケットを外さなければなりません。

とりあえずカッターで粗を取って、後は耐水ペーパーで水磨きしました。

これでもまだ少し残ってますが、これ以上磨くと凸凹になりそうだったので止めました。

持ってると便利:液状ガスケット

まあ、こうなる事は予測できたので液状ガスケットをAmazonから購入しておきました。

ボルト穴は綺麗に洗浄

おっとその前に

ボルト穴を綺麗にしておきましょう

ハンドタップのM10×1.0でボルトあなをほじほじします。

洗浄後は、エアーで飛ばします。

かなりの塩が出てきました。

ちなみに、ハンドタップのハンドルは必要ありません。ドライブシャフトが当たって使えませんので。

組立工程

今回のインペラ交換に際してオーバーホールキットを購入しました。

ボルト以外は全部セットでインペラケースまで付いて3980円。これはかなりお得?

先ずは、液状ガスケットをぬりぬりして

あとは反対の手順で組むだけなので省略しますがポイントだけ

インペラを入れる時はクラッチを入れてペラを右回転に回しながら入れる様にしてください。

クラッチは下写真の左側の細い棒を上げ下げでN→F切り替わります。

インペラとライナーポンプケースには薄く耐水グリスを塗ることもお忘れなく

ボルトにはたっぷりと耐水グリスを塗り込んで塩噛み防止を

あと、組み終わったら試運転で検水が出るか必ず確認

まとめ

ここまで読んで頂いた方には大変申し訳ないのですが・・・

ゴムボくらぶさんが動画アップしてます。

ちなみに、私もこの動画みて実施しました。コレ見れば完璧です。

トーハツ2馬力船外機のインペラ交換

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