マーキュリー2馬力インペラ交換

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さて、今回は今年で9年目となるマーキュリー2馬力船外機の大メンテナンスを行います。
先ず、前回のギアオイル交換でオイル白濁の原因と思われるギアボックス関連のシール類の交換と、以前からずーっと先延ばしになっていたインペラ交換です。
あと、これまた数年前から気になっていたアノードの交換です。

ギアオイルを抜く(白濁)

ギアボックスのシール類交換を行うため先ずギアオイルを抜きます。(インペラ交換のみならギアオイル交換を抜く必要なし)

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やっぱり多少ではあるが水が混入しているみたいで白濁しています。

ギアオイル白濁

ギアケース取り外し

次に、赤矢印のボルトを2本緩めギアケースを取り外します。(プロペラは付いてますが、外してしまった方が作業しやすいです。)

ギアケース取り外し

とっとっ、ボルトを外したのに完全に外れないとおもったらシフトロッドのジョイントを外すの忘れてました。矢印のゴムの蓋を外します。

サービスホールの場所

矢印のボルトを緩めます。(外さない緩めるだけ!)

シフトロッドジョイント

外れました。おもったよりかなり綺麗です。(ドライブシャフトが真っ黒なのは排気ガス煤です。)

ギアボックス取り外し完了

本体側のハウジングを下から覗くと中はこんな感じになってます。青矢印がウォーターパイプ。緑矢印は先ほどネジを緩めたシフトロッドです。これが上下することでNと前進を切り替えます。

ドライブシャフトハウジング内

インペラ交換

インペラ交換の前に先ほどの続きの説明、青矢印にウォーターパイプ、緑矢印にシフトロッドが繋がります。

アッパポンプケースを外すために赤矢印のボルト4本を外します。

注:ドライブシャフトを上に持ち上げるとシャフトが抜けてギアボックス内のギアが外れます。こうなるとプロペラのハウジング(プロペラ後ろの蓋)を開けてギアを合わせる作業が必要となります。(私の場合はハウジングのシール交換を予定していましたので、この後ドライブシャフトを抜いてしまいました。この方がかなり作業はしやすいです。)

アッパポンプケース取外し

アッパポンプケースを外すとこんな感じ。青矢印のケース内にインペラが入ってます。赤矢印はガスケット。全部で3枚ありますが、インペラ交換時には上の2枚は絶対交換した方が良いみたい。今回はこの下のギアボックスも触るので3枚とも交換します。黄色矢印はガイドプレート(ステン板)。

アッパポンプケース取外し

インペラを外しました。赤矢印に極小のピンがありますので紛失注意。インペラは全く傷なしですが交換です。

インペラ交換

ガスケット交換

次にガスケットを取り除きます。年数が経ってないガスケットなら簡単に外れると思いますが、私のは完全固着。ボンドの様に貼り付いてます。カッターを入れ上から木槌で叩き(汗)

ガスケット取り除き

外れましたが、貼り付いたガスケットをこれまたカッターで削り(汗)

ガスケット貼り付き

#800程度の耐水ペーパーで水研ぎ(汗)もちろん本体側も同じ作業を(汗)2時間位かかったかも(T_T)

インペラガイドプレート

某ショップよりインペラ・ギアボックスオーバーホールキットを準備

インペラオーバーホールキット

インペラをケースに入れる前に耐水グリスをうっすら塗っておきます。これは新品のインペラにあたりを付けるためらしいです。

インペラケース

インペラ交換だけなら、あとは反対の順序で組み立てるだけです。が、今回はギアボックスのシールも交換します。さあ、ここからが結構大変でした。

続きは、次回(^_^)v

コメント

  1. ヨシ より:

    こんにちは。

    こちらのブログを参考に自分でジャンクのマーキュリーを直せました。
    ありがとうございました。
    冷却水の管を入れるのに凄く苦労しました。
    何か特殊な工具を作る必要を感じました。

    エンジンも直ったので、次回はハンドルスロットル化の改造をしようと思っています。

    • aineaine より:

      ヨシさん、はじめまして。

      冷却水の管を入れるのは、ヘッドランプ等で内部を照らしながらサービスホールから細長いラジオペンチで管を誘導することで簡単に入りましたよ。先を曲げた針金でも出来ると思います。